クイックターン

「ちょっと立ち止まって考え直そう」

メンバーが、少し言い出しにくそうに、でも確信を持ってそう切り出したとき、プロジェクトや企画にはじめて血が通うのではないか、と、個人的には思っています。期日ギリギリになればなるほどそれは大変なのだけれど、ギリギリにでてきた違和感ほど本質的で、大事なことだったり。わたしはその瞬間がとても好き。

4月6日の会議で、話し合いも終わりかけの22時過ぎ、それを切り出したのは図画整理係(アートディレクター)の山口でした。年度末年度始めの仕事にそれぞれが忙殺されるなか、とりあえずイベントタイトルをきめなきゃ、オープンの段取りをまとめなきゃと、色々決めかけたときのこと。

山口の指摘は、つくるもののトーンとイベントのトーンに対する、デザイナー的な違和感についてだったのですが、プロジェクト全体の根本を揺らす大事なことで。

一同ハッ!と我に返り、おざなりにしていたことを改めて見直しました。そこからはどういうプロダクト(雑誌)をつくるのか、何をもって工夫とするのかを手を動かして考えなおすことに。22時過ぎからはじまって、24時過ぎまで。

つくることに慣れたメンバーで動いているからこそ、さくっとやっちゃおうとすれば何か形にはなるけれど、わざわざ多忙な中、仕事ではなく趣味としてつくるのだから、そこは本気になれるあり方を探さないといけませんね。

へろへろになりながらも、ぎゅっとしていて楽しく、学びと発見の多い夜でした。果たして来週告知はできるのか…

(副舎主・中田)


イベント会議
*とき:2017年4月6日
*ひと:森田、山口、高瀬、中田、黒羽
*ところ:IDEA SKETCH
*あたりをつけたこと:
・イベントタイトル
・キービジュアル
・集客プラットフォーム
・どんなサイズの雑誌つくる?
・どうやってつくる?

本日の工夫
・ホワイトボードデスクにポンチ絵を描いて撮影→Dropbox→インデザインで台割に貼り付け→出力してその場で紙面のプロトタイピングをしながらあーだこーだ考える